- MAの各住戸の特徴を教えてください
- ー MA-1とMA-3は同じ間取りですね?
1階LDKに造作されたベンチが特徴のMA-1とMA-3です。ソファー代わりに使って頂いても、カウンターテーブルとして使って頂いても、
大きな窓台と見立てて、ピクチャーウインドゥのフレームとして飾って頂いても。一つの仕掛けが空間に奥行きを生み、
様々な使い方を想起させてくれる空間に仕上がっています。間取りは一緒ですがMA-1はナチュラルな色使いが心地よい空間に。
MA-3はホワイトの古木のような床材が特徴。シャビーな家具が合いそうです。テーマはLAです(笑)。
- ー 土間があるMA-2、MA-4はどんなお家でしょう?
LDKと外部の間に縁側のような土間を設けることで、緩やかに外部と繋がる緩衝空間の役割をはたしてくれているMA-2。
日向ぼっこしたり、趣味の陶芸でもキャンプ道具のメンテナンスでも、土間空間は多種多用な生活要求に答えてくれる空間とおもいます。
1階LDKフローリングがカリンという特徴ある床材を使用しています。ブラックのキッチンとのコントラストを楽しんでください。
アトリエを持つMA-4。1階にはアトリエと名付けられた空間があります。
個人のワークスペースや絵・彫刻のアトリエとして使って頂いても、
アウトドア派の方はアイテムやギアの収納・メンテナンス空間としても使えます。
趣味をお持ちの方には嬉しいスペースです。また、2階に設けた大きなワンルームがLDKです。
南面の大きな開口からは気持ちの良い光が入ってくるでしょう。
- ー 一戸だけサイズ感が違うMA-5は?
2階に大きなLDKを設けたMA-5棟。大きなキッチンを設置し料理好きな方にも使いやすい空間です。
キッチン横にダイニングテーブルを並べれば、大きなカウンターキッチンとしても使えます。
1階には各個室を並べ、小さなお子様のいるファミリー層にも使いやすいプランになっています。
室内は床材から壁まで白を基調にデザインされ,インテリアの自由度もひろがりそうなお家です。
- ー 今回「MA」をデザインする際に意識されたことはありますか?
土地という条件があり、施主さまのイメージがあります。
今回は、賃貸向けの戸建ての設計ではなく「MA」というコミュニティの設計ということは強く意識しました。
まずは各住戸での満足があり、その満足が共有の通路、庭を通じ広がってゆく。さらに今後はCAFE等施設も予定されています。
コミュニケーションをする事が住む事。そのコミュニティを愉しめる各住居をご用意できたと自負しています。
第二期も楽しみです。
- デザイン歴11年の伊藤さん。見た目はふんわり優しい感じ。
今回のMA打ち合わせでは一本芯の通った発言で方向性を明確に提示してくれたそうです。
普段はポラスグループのSTURDY STYLEで注文住宅の設計をメインに活躍されています。
注文戸建てを検討中の方は是非伊藤さんにお声がけを。
<了>
SturdyStyle一級建築士事務所 (株)中央住宅 デザイナー
1978年秋田県生まれ。 2003年東京電機大学大学院建築工学科修了 2003-2009 白井克典設計事務所 2009-現在 sturdystyle一級建築士事務所(株)中央住宅 Sturdy Style : http://www.sturdy-style.com/ |
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